低身長・おねしょの治療
低身長治療
![診察から治療までの流れ](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt01.gif)
これまでの成長記録から、成長曲線を作成します。次に出生時の状態や病歴についての質問があります。診察では、一般的な胸部や腹部の診察に加えて、甲状腺のチェック、二次性徴の確認があります。全身のプロポーションの確認もあわせておこなわれます。
血液検査、尿検査で全身の状態を調べます。
採血では、身長の伸びと関係の深いホルモン(甲状腺ホルモンや性ホルモンなど)や、成長ホルモン分泌の指標としての成長因子(IGF-I、IGFBP-3)の量を測ります。その他、赤血球・白血球・血小板など血液成分や、腎機能、肝機能の状態をしらべます。(女児の低身長の場合は染色体検査も行うことがあります)
![検査前の注意](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt02.gif)
o 脂肪を多く含むもの(マーガリン、アイスクリーム、ケーキなど)
o ビタミンEを多く含むもの(ごま油、サラダオイル、ビタミンE製剤など)
o 肝油
②尿検査の日の食事について、検査前に控えたい食品:
o みかんなどの果物類
o バナナ
o ビタミン剤など
![手のレントゲン写真](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt03.gif)
最初の外来での検査の結果によって、治療が必要な低身長の疑いが強くなったら、より詳しい検査を行います。
夜尿症治療
![赤ちゃん](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_fuki01.gif)
赤ちゃんは、まだ膀胱が小さく、おしっこが昼夜の区別なくつくられるので、夜も昼間とおなじ間隔でおしっこをし、ひと晩に何回もおしっこをします。
![2~3歳](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_fuki02.gif)
2~3歳になると、膀胱にためられる量がふえてきて、夜も沢山ためられるようになり、夜の間につくられるおしっこの量も減って来ます。その結果、おねしょは減って、ふたりにひとりの割合になります。
![4~5歳](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_fuki03.gif)
4~5歳 ●4~5歳児になると、夜間の膀胱のためも安定してきて、しかも夜間の尿量も減ってくるので、70~80%のお子さんはおねしょをしなくなってきます。5歳でまだ毎日のようにおねしょをする場合は、からだの生理的な発達が遅れていることも考えられます。
小学校入学頃でもおねしょがみられるお子さんは10~15%程度のようです。
(このおねしょの自立の個人差は遺伝的な要因が強く、夜間の排尿間隔を延長させる発達の遅れによるものが大部分です)
「おねしょ」と「夜尿症」は、夜寝ている間に無意識に排尿してしまうということでは同じですが、その違いのポイントは年齢です。つまり、幼児期の夜尿をおねしょといい、6~7歳(小学校入学後)以後の夜尿を夜尿症というのが一般的です。
![6~7歳](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_fuki04.gif)
6~7歳になっても夜尿がつづく場合は、積極的な生活指導や、お薬による治療など、適切な対策をとったほうがよい場合が多いということで、病気を意味する「症」という言葉をつけて「夜尿症」といっています。
具体的な対策
ご家族の方が注意すること
ご家族は、夜尿があっても、「起こさない」「怒らない」「焦らない」の3点を念頭に生活指導を行います。夜尿をしなかった朝などは、たくさんほめてあげるのもよいことです。ただ、自己流での生活指導は度が過ぎると思わぬことが起こる危険もあるので、あまり頑張り過ぎないことも大切です。
![規則正しい生活のリズムの確立を](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt06.gif)
![水分を取りすぎのお子さま](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt08.gif)
![水分・塩分の摂取リズムを見直す](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt07.gif)
![牛乳の摂取について](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt09.gif)
![塩分は控えめに](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt10.gif)
![排尿抑制訓練(日中おしっこをがまんする訓練)](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt11.gif)
膀胱のためを増やすには、おしっこのがまん訓練が有効です。帰宅後、尿意を感じたときに、おしっこをぎりぎりまでがまんさせる訓練です。
がまん尿量の目安は、6~8歳で150mL、9~11歳で200mL、12~15歳では300mL以上はためられるようにします。しかし、がまんしすぎると、膀胱にたまっている尿が膀胱から尿管から腎臓まで逆流して、腎臓をいためてしまうおそれがありますので、上記の各年齢で300mL、400mL、 500mLを超えてまで、無理してためないようにしましょう。
![冷え対策](http://www.kubotaiin.com/images_mt/child_cure_txt12.gif)
秋から冬に夜尿が後戻りしたり、手足が冷たい、しもやけができやすい、というように、冷え症状を認めた場合には、寝る前にゆっくりお風呂にはいり、ふとんをあたためておくと改善します。入浴剤も効果的です。
新着情報
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▲夏季休暇のお知らせ▲
下記日程にて夏季休暇を頂きます。
ご迷惑をお掛けしますが、ご了承ください。
令和6年8月10日土曜日 朝診 通常 夜診より休診
令和6年8月13日~16日まで休診
8月17日土曜日より通常通り診察致します。
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▲休診のお知らせ▲
令和6年7月23日火曜日 夜診休診
※朝診・昼診は通常通り診察しております。
令和6年7月24日水曜日 休診
ご迷惑をお掛けしますが、ご了承ください。
▲MRワクチン二種混合ワクチンについて▲
全国的にMRワクチンが不足しております。
当院では、当面の間、お子様優先とさせて頂いております。
ご不便をおかけしておりますが、ご理解・ご協力宜しくお願い致します。
▲子宮頸がんワクチン シルガード9▲
当院でも子宮頸がんワクチンシルガード9の接種を行っております。
小学6年生~高校1年生の女子
ご予約制となっております。お電話にてご予約をお取りください。
国民健康保険の特定健診受診券の発送が始まっています。
当院でもご受診可能です。
絶食での健診となっております。
保険証と受診券をご持参のうえ、診察時間内にご来院ください。